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エロ=オレの読書感想文

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七姫物語 第六章

七姫物語〈第6章〉ひとつの理想 (電撃文庫)七姫物語〈第6章〉ひとつの理想 (電撃文庫)
(2011/06/10)
高野 和

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あらすじ
七つの宮都市が割拠する東和の地は、時代の変革期にあった。
争う理由を探し出し、異なる未来図に戦いを仕掛ける一宮、二宮の大連合軍。
双子都市に向けられた中央の大軍に、各地方都市の寄せ集め軍は結束を示す。
動乱の最中で、各都市が掲げる平和の巫女姫達は、それぞれの意志を語る。
定まらぬ世界のかたち、幾重にも交差する姫影、夏草が匂い立つ季節の中で、複雑に混じり合うのは東和の模様。
そして、一番小さな最後の姫、東和七宮空澄姫が見る世界と人々、その眼差しと笑顔のための物語。

社会主義や共産主義という考え方があります
これらの考え方は社会保障を考えたうえで非常に重要な役割を担い、多くの人が惹かれるのも判ります
しかし、これらの考えは理想でしかなく、常に理想を追い求められる人で構成された集団ではないと維持ができません
理想を求めて集まった人たちが、そのシステムを維持するために外れた人達を排除するというおかしなことになりやすい仕組みです
正直なところ、これらの思想の人はあくまでも少数野党であって、与党になってはいけないと思うのですよ
この仕組みが維持できるのはあくまでも、集団がうまく機能して、その構成員をすべて管理下に置いていられる場合のみなのですから・・・

で、内容ですが
あぁ~この日が来るとは思わなかった
元々年に1冊ペースと発刊ペースが長い作品でしたが、さすがに3年も開いてしまうともう出ないのかと思っていました
・・・でも、1巻とかって絶版になってません?(笑)
この作品はかなりの異彩を放つ作品だと思います
戦国物なのに戦闘には重くなく、どちらかと言えば陰謀が主体です
しかし、主人公である空澄姫自体は陰謀に加担しても、あくまでも飾りの姫であり、傍観者なのです
ごく近い場所で陰謀や戦闘が起きていても、そこから隔絶した場所に空澄姫は居て、止めるでも進めるでもなく、流れに身を任せるという話です
また、作者の高野氏の文章がすごく柔らかく、文学少女の野村氏と同じようにきな臭い内容であってもきつく感じないこともあります
それにしても、今回のボリュームはすごかった(笑)
軽く2冊分の容量があって読み応えがすごかったのですが、これを一気に読んでしまうのは勿体なくて、分冊して欲しかったとか思ってしまいます
今回は一宮と二宮の連合とその他の五宮同盟との戦いですが、戦闘と陰謀にまみれてえらいことになっています
その中で一番動いていたのは二宮スズマの翡翠姫とヴィイですね
むしろ、今回の話は二人の話でもあると思います
真都同盟という組織の中で姫巫女と盟主代行を兼務して、必死に組織の維持と拡大を務める翡翠姫と何だかんだで茶化しながらも与えられた役目を果たすヴィイ率いる鳳翼騎士団
この歪でありながら成り立っている二人は、真都同盟という危うい組織を現している気がします
そんな二宮の動きに対して、一宮や他の姫の動きと考え方に特徴があって、もし七姫が一堂に会すひとつの理想が達成したらと思います
そして、空澄姫を擁立した二人の破天荒さはすべて上を目指そうというところから来ています
しかし、これは同じく理想を目指している真都同盟が横のつながりを求めていることと対極ですね
テンとトエの二人が上を猪突猛進で進むために、彼らは常に孤独だったのではないでしょうか?
そこでカラカラが仲間になったことが本当に嬉しかったんだと思います
二人のカラカラを大切にするところはそんなところから来ているんじゃないかと思います
それでヒカゲや衣装役さんを傍につけていると思うのですよ
だって、作中最強のヒカゲを暗殺で使えば、今回の件も割とどうにかなった気がしますしね(笑)
それにしても、今回はたくさんの登場人物が一堂に会しているので、書いていたらキリがないわけですが、この作品の重要な点は空澄姫は傍観者でありながら、その上にカラカラという傍観者がいることです
この二つの傍観者の視点があるからこの作品が戦国物としての血なまぐささを感じず、それでいながら陰謀の中心まで迫れているのだと思います
ともかく、壮大な七姫と七都市の物語を今なら出るかでないかでヤキモキしないで読めるので、ぜひに読んでもらいたいと思います(笑)

あと、イラストの尾谷おさむ氏のイラストも和と作中の雰囲気に合っていてとてもいいと思います
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  1. 2011/06/12(日) 23:12:56|
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  4. | コメント:0
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