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あらすじ
「きみが大嫌いだ」心葉にそう告げられてしまった菜乃。その日以来、心葉は本心を見せず、取り繕った笑みで菜乃に接するようになる。そんなのは嫌だ! と、夏休み、菜乃はある行動に出るが……。傷心の夏が過ぎ、秋。文化祭に向け賑わう校内で、菜乃はまた新たな出逢いを体験する。不吉な影を背負った少女。彼女に関わる中で、菜乃は彼女の、そして心葉やななせ、皆が様々に心に抱える闇と光を見つめることになる。
文学少女シリーズは何気に読むのに覚悟がいる作品です
内容は結構暗く、えぐい内容が含まれていたりしますし、普通に話の筋だけを説明したらあまり読みたい作品じゃない気がします
でも、野村氏の文体で・・・と言うのを毎回書いてる気がします
それはそうと、箱を開けるときに破いてしまったのですが、もう少し判りやすい開け口にしてください
で、内容ですが
今回は菜乃もなんですが、心葉や琴吹さんがそれぞれ一歩を踏み出す話です
菜乃は本当に可愛く、大した心配事もなさそうで幸せですよねぇ
正直、自分は菜乃のように単純に考えるのは結構苦手なので、十望子や心葉の言うことの方がよくわかります
でも、彼女の純真さが周囲に痛みを振りまいていきます
たぶん、心葉は美羽との昔ともダブってしまうので、余計に苛立たしく思うのかもしれません
でも、逆にその純真さ、まっすぐなところに救われて、それぞれ一歩を踏み出せたのかもしれません
それはそうと、今回も本編と独白で構成されているわけです
しかし、エピローグの独白ではヤラレたって思いました
まさかここで彼が登場するとは、確かに随所に彼への伏線があった訳ですけど、まさか傷心の方から引っ張ってるとは・・・
そして、千愛と流人と麻貴先輩との歪んだ関係は歪だなぁ~とも思いますが、これはこれで綺麗に納まったとも思います
最後の最後に急展開が発生しましたが、次の卒業ではどうなるんですしょう?
どうでもいいけど、次は「文学少女見習いの卒業」だと菜乃が卒業するみたいですが・・・見習いを卒業ってことですかねぇ?
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- 2009/12/29(火) 23:57:15|
- ファミ通文庫
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