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あらすじ
宝生麗子は、世界的に有名な宝生グループのお嬢様にして、国立署の新米刑事。
麗子は、上司でかつ風祭モータースの創業者の御曹司である風祭警部と捜査に当たりますが、真犯人を特定するまでにはいくつかの謎があり、捜査は難航するかに思えます。
そこに現れるのが、宝生家の執事にして、麗子のお抱え運転手である影山です。
「本当は、プロ野球選手かプロの探偵になりたかった」という影山には、麗子の話を聞いただけで、事件の謎を解いてしまうという眼力がありました。
麗子に向かって時に厳しい毒舌を吐くのが、玉にキズなのですが……。
最近は仕事が忙しいのです
それは仕事が一杯だからです
仕事が手一杯ではなくて、仕事の種類が一杯で、それが同時に重なっているのです
そして、その仕事を振れる人がいないので、仕事が溜まるのです・・・
で、内容ですが
お嬢様の二面生活は執事の毒舌で彩られるとのことです
昨年の本屋大賞受賞からドラマ化など話題を総なめにした感のある本作です
今回も凝ったトリックが霞んでしまうくらいの、毒舌執事とお嬢様の対決です
う~ん、やっぱりそっちに目が行ってしまうんですよねぇ
どの作品も一捻り入ったトリックなんですけど、毒舌執事を中心に商魂逞しい帽子屋、大学のサークル仲間などとのトークに目が行きます
しかし、この執事は何者なんでしょうか?
お嬢様の父親とも親しく、頭脳明晰でありながら、どこか抜けている
特に今回のクリスマスのエピソードなんて、頭がいいのか悪いのかまったくわからなくなります
でも、トークとしては大学のサークル仲間との会話が楽しいです
似たものと言うか同族嫌悪の綾華に、おっとりとした雛子、さっぱりとした夏希と役割分担されたトークがいいですね
そして、最後の話では麗子を庇って怪我をした彼のために、麗子が一線を超えると言う展開も・・・(笑)
しかし、これは次巻の展開が見えて、とてもウザそうです
ともかく、東川氏らしい凝ったトリックなんですが、キャラクターがやっぱり強すぎますねぇ
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- 2012/09/03(月) 23:58:00|
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